「線の形象」展示室で行われた菊地さんのアーティストトーク

山口晃「ショッピングモール」(2015年~ 縦130.0センチ、油彩・墨・水彩・カンヴァス、横324.0センチ、桐生市蔵・寄託作品)

「線の形象」展示室で行われた菊地さんのアーティストトーク 山口晃「ショッピングモール」(2015年~ 縦130.0センチ、油彩・墨・水彩・カンヴァス、横324.0センチ、桐生市蔵・寄託作品)

 群馬県桐生市の大川美術館で企画展「The 日本・画-日本画らしさとは」が開催されている。明治初期、国の近代化が進む中で造られた「日本画」を、今日的な視点で再考。同館コレクションを中心に、足利市の画家菊地武彦(きくちたけひこ)さんの新作など約140点を通じて、「日本画」の豊かさ、絵画としての今後の可能性を探っている。

 「タイトルにある『日本』と『画』の『・』が今展の意図を象徴している」と同館の大谷明子(おおたにあきこ)学芸員。