新しい宇都宮

 「新たな発想による都市経営」と「想いをともに叶える宇都宮」を掲げる。

 まずリーダーは目線を市から県へ広げ、市と県の縦割りを超える発想が必要だ。縦割りの象徴が県立図書館、美術館、文書館を新築移転する県の「文化と知の拠点」。LRT沿線から離れた地域に整備する内容だが、市が一部予算を負担してでもLRT沿線に誘致することを県に提案する。

 東京オフィスも強化し、地元企業の営業サポート、関係人口のコミュニティー形成など宇都宮市外の力を集めたい。県北部へのインバウンドが増える中、宇都宮への回遊につなげる。

 LRTを軸としたまちづくりは現市政の方針を引き継ぎ、JR宇都宮駅西側延伸を推進したい。東武鉄道やバスとの接続、停留場周辺の駐車場・駐輪場の整備、渋滞対策のほか、乗りたくなる理由を沿線につくり、より広い地域の人が利用しやすい環境を整える。

出馬会見で決意を述べる毛塚幹人氏=11日午後、県庁記者クラブ
出馬会見で決意を述べる毛塚幹人氏=11日午後、県庁記者クラブ

 全世代が希望を持てる宇都宮をつくりたい。夢を応援する教育に向けた学校改革、親子を支える子育て環境作り、地元企業や起業家の挑戦サポート、農家の担い手確保の支援も展開する。

 生きがいづくりのため、身近なスポーツや文化の環境改善、憩いの空間づくりなどを行う。安心して住み続けられる地域づくりとして、公共交通の充実、移動販売、安心の介護、障害者・高齢者にやさしいバリアフリー推進、防災力と防犯力の向上を図る。

目指す市政

 新しい宇都宮をつくるために(1)会える市長(2)できる方法を考える市役所(3)多様性の反映(4)初の女性副市長の公募-を掲げる。

 まず自ら地域に出向き、市民との対話の場を定期的に設ける。さらに市民に寄り添いながら、市民と一緒にできる方法を考える。若者や障害者など多様な人に政策決定に関わってもらう。

 最後に現在の市役所、私に不足する観点を補うため、女性副市長を公募する。定員を1人増やし、県内で改善が遅れるジェンダーギャップの解消を担ってもらう。

出馬会見で決意を述べる毛塚幹人氏=11日午後、県庁記者クラブ 
出馬会見で決意を述べる毛塚幹人氏=11日午後、県庁記者クラブ 
<<
3件
>>