【足利】市内を中心に活動するプロのオーケストラ「足利カンマーオーケスター」が19日、朝倉町のコムファーストショッピングセンター1階コム広場で「街中ミニコンサート」を行った。多くの買い物客が足を止め、美しい演奏に聴き入った。
全国的にも珍しい劇場専属のオーケストラとして2013年に発足。現在は約40人が所属し、同町のあしかがフラワーパークプラザを拠点に活動している。定期演奏会のほか、市内の小中学生を対象とした芸術鑑賞教室や学校や福祉施設への訪問演奏なども行っている。
今回のコンサートは、オーケストラの活動の周知と、7月27日に同プラザで開く「第19回定期演奏会」の宣伝を目的に初めて開催した。団員9人が歌手森高千里(もりたかちさと)さんの名曲「渡良瀬橋」や八木節、ハンガリー舞曲第5番など6曲を演奏。八木節のアンコールを求められるなど、大いに盛り上がった。
25日、7月17日にも同会場でコンサートを開催予定で、いずれも午後4時45分開演。22日は通2丁目のハマダホール(プラザハマダ2階)で、ワンコインの500円で楽しめる「雨Cafeライブ」を開く予定だ。
広報委員の野崎(のざき)りいなさん(35)は「演奏を聴いてもらい、団員たちの素顔も知っていただければ」と来場を呼びかけている。