2026年4月に予定される県内初の公立夜間中学の開校を前に、市民らがあるべき姿などを考えるシンポジウムが15日、宇都宮市東今泉2丁目の県ガス会館で開かれる。有志でつくる「とちぎに夜間中学をつくり育てる会」などが主催。県内外の関係者が登壇し、さまざまな立場から夜間中学の意義や必要性を語り合う。
夜間中学は不登校を経験した若者や外国人らの学びの場として期待されている。同会やNPO法人とちぎ自主夜間中学などは「市民も参加してつくっていくもの」との考えで今回、シンポジウムを企画した。
第1部では、不登校を経て東京都内の公立夜間中学を卒業した元生徒らが登壇。第2部では1990年に開校した北海道の自主夜間中学「札幌遠友塾」の元代表工藤慶一(くどうけいいち)氏が講演する。第3部では関係者らによる座談会を予定している。
午後2時~同4時半。事前申し込み不要で参加無料。定員130人。駐車場の台数に限りがあるため、公共交通機関の利用を呼びかけている。(問)同会の田巻松雄(たまきまつお)代表090・7731・9345。