【益子】益子小6年伊藤(いとう)しいなさん(11)が、全国の小中学生が陶芸作品を出展する「第23回全国こども陶芸展inかさま」で最高賞の内閣総理大臣賞に輝いた。帽子の造形や麦わらを表現した個性的な模様、釉薬(ゆうやく)の濃淡による色の演出などが高く評価された。本県からの最高賞は初めてで「入賞などかと思っていたので、最高賞と言われて驚いた」と喜んでいる。
伊藤さんは城内坂に工房を構える作陶家の父丈浩(たけひろ)さん(47)の影響で幼い頃から陶芸に慣れ親しんできた。小学4年の時、夏休みの宿題で本格的に陶芸に取り組んで楽しさを覚え、陶芸展への出展を始めた。
今回出展した作品「幸せのぼうし」は、洋服や帽子などのファッションに興味があり、普段身に付けるものを陶芸で作ってみたいとの思いから、自宅に飾ってあった明るい印象の麦わら帽子をモチーフにした。「明るい色味だと、作品を見た人が明るく幸せになれる」と赤や黄、オレンジなど暖色系の花を添えて鮮やかさを演出した。
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