山姥切国広

本作長義

山姥切国広 本作長義

 足利市は29日、市ゆかりの名刀で国指定重要文化財(重文)の「山姥切(やまんばぎり)国広」と、同じく重文で同刀の写しの元とされる「本作長義(ほんさくちょうぎ)」の両刀を、来年2月8日から同市美術館で開催する特別展で展示すると発表した。両刀の同時展示は1997年に東京国立博物館で開かれた「日本のかたな」展以来、28年ぶり。

 本作長義は南北朝時代の刀工・長義(ながよし)が鍛えた刀で、「本作長義(ながよし)」とも呼ばれる。長さは71・2センチ。安土桃山時代の刀工・堀川国広(ほりかわくにひろ)は、本作長義の写しとして山姥切国広を作刀したとされる。