ふゆみずたんぼ米をPRする「ふゆみずたんぼ実験田推進協議会」の松本会長

 【小山】市が栽培を支援する無農薬米「ふゆみずたんぼ米」の稲刈りが生井地区で本格化している。

 ふゆみずたんぼ米は稲刈り終了後の田んぼに水を張り、無農薬、無化学肥料で栽培したコシヒカリ。渡良瀬遊水地のラムサール条約登録を機に、2012年に生産が始まった。

 現在は「ふゆみずたんぼ実験田推進協議会」に所属する農家9軒が、生井地区を中心に計782アールで栽培している。このうち4軒が有機米として販売できる日本農林規格(JAS)の認証を受けている。

 5日は同協議会の松本治(まつもとおさむ)会長(78)らが稲刈りを行った。収量は例年並みで、夏の雨が多かったことから品質は良いという。松本会長は「台風の影響を受けず良かった」と笑顔を浮かべた。

 収穫したふゆみずたんぼ米は21、22の両日、下国府塚(しもこうつか)の道の駅思川で販売が行われる。