バンドの演奏に合わせて踊る来場者たち

 【足利】バンドの演奏などに合わせて盆踊りなどを楽しめる「盆踊りフェスティバル」が15日、通3丁目のサウンドジムあしかがコンサートホールで初開催された。

 昭和2年に発表された「足利音頭」の継承に取り組む団体「あしかが華楽利来(からりこ)」とサウンドジムあしかがの共催。多くの人に実際に踊ってもらい、足利音頭の存在や魅力を広める狙いだ。

 この日は午後4時半の開場から多くの人でにぎわい、中には浴衣や甚平で訪れた参加者もいた。同団体が足利音頭の扇舞を披露した後、代表の小田(おだ)えつこさんが参加者に振り付けをレクチャー。参加者は足利音頭や東京音頭を踊ったり、サウンドジムあしかがの専属バンドの演奏に合わせて踊るなどし、思い思いに楽しんだ。

 夫婦で訪れた中川町、会社社長斎藤修一(さいとうしゅういち)さん(71)は「とても楽しめた。足利音頭も八木節も、地元の歌がもっと盛り上がってほしい」と話した。小田さんは「3年後は足利音頭発表から100年。そこに向けて盛り上げていきたい」と力を込めた。