第26回NHK交響楽団(N響)足利定期公演(足利市みどりと文化・スポーツ財団、同市教委、下野新聞社主催)が22日、同市朝倉町のあしかがフラワーパークプラザ文化ホールで開かれ、約760人が国内屈指のオーケストラの演奏を堪能した。
デンマーク国立交響楽団首席指揮者などを務めるファビオ・ルイージさんが指揮し、シューベルトの「イタリア風序曲第2番ハ長調D.591」で幕を開けた。シューマンの「ピアノ協奏曲イ短調作品54」では、数々の国際コンクールで入賞歴のあるピアニストのアレッサンドロ・タヴェルナさんを迎え、迫力の演奏で聴衆を魅了した。
最後はベートーベンの「交響曲第7番イ長調作品92」を披露。友人と訪れた同市上渋垂(かみしぶたれ)町、無職今井秀雄(いまいひでお)さん(75)は「N響の公演に来るのは初めて。迫力のある演奏で感動した」と楽しんだ様子だった。