【足利】築90年以上の木造校舎跡を再利用した相生町の文化交流施設「.a public(ドット・エー・パブリック)」で29日午前10時~午後4時、地元の民芸や民話を紹介する「伝える展」が初めて開かれる。足利富士浅間(せんげん)神社の奇祭「初山ペタンコ祭り」のお守り「麦わら竜」の手作り体験や、地元民話の語りなどを行う。イベントを企画した向田友紀(むこうだゆうき)さん(39)は「市内外の人に体験してもらい、まちの記憶を後世に伝えたい」と張り切っている。
郷土の民話や信仰、民具などを「知る・触れる・学ぶ」ことで、途絶えつつある貴重な伝統を守ることが狙い。盲学校や幼稚園として使われてきた、この建物の利活用に取り組むアパレル会社「ニットロジー」(鬼久保綾子(おにくぼあやこ)代表)が主催する。
同社の向田さんらは今夏、大正から平成期までの人々を撮影した写真展を開いた。その際、人々の暮らしや生活に密着した民具に興味を持ったという。
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