「早くして!」「何でできないの?」-。子育てをしていると、ついつい言ってしまう言葉の数々。振り返ってみると、「言わなきゃよかった」と後悔することも多いのでは。小学館(東京都)が子育て中の親1千人に聞いた「子どもに言わなきゃよかった言葉ランキング」では、トップが「早く○○して」という行動を急かす言葉だった。朝の忙しい時間など、言わずに済んだ人はいないかもしれない。ではどのような言葉をかけるのが“正解”なのか。専門家に話を聞くと、変えるべきなのは言葉ではなく…。

 ランキングは7月19日~8月10日、X(旧ツイッター)で実施した「#言わなきゃよかったキャンペーン」で寄せられた投稿を集計した。

 1位の「早く○○して」(93票)に次いで、2位は「なんでできないの?」(80票)。3位は他人と比較する言葉(48票)で、4位「後にして・ちょっと待って」(45票)、5位「バカ・アホ」(36票)と続いた。

ランキングの調査は「世界標準のSEL教育のすすめ 『切りひらく力』を育む親子習慣」(小学館)の発売を記念して実施された
ランキングの調査は「世界標準のSEL教育のすすめ 『切りひらく力』を育む親子習慣」(小学館)の発売を記念して実施された

 子育て中のパパママはどう受け止めているのか。宇都宮市の街なかで話を聞いてみた。

時間に追われる親たち

 休日のオリオン通り。「『早くして』は毎日言っていますね」。

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