宇都宮高サッカー部創部100周年記念式典が28日、宇都宮市内のホテルで開かれた。OBや歴代顧問、現役の部員ら約220人が出席し、節目を祝った。
1923年に「蹴球部」の原形が生まれ、25年に「蹴球団」が結成された。51年には全国高校サッカー選手権大会で優勝を飾るなど、輝かしい功績を残している。
式典で、同校サッカーOB会の坂田一郎(さかたいちろう)会長は「サッカー部での経験が人生に彩りを与えてくれた。サッカーだけでなく高校の運動部が長く続いていくように皆さんで考えていきたい」とあいさつした。
OBによる基調講演も行われ、元国際審判員の吉田寿光(よしだとしみつ)さんが過去に担当した試合を振り返った。コンプレックスを力に変えて審判を務めてきたという吉田さんは「それぞれのフィールドで力を試し続けてほしい」とエールを送った。続いて東京学芸大蹴球部コーチの星貴洋(ほしたかひろ)さんが「個と全体の関係性」と題して講演した。