整備が進む旧赤津川の調節池

 【栃木】2019年10月に発生した台風19号で県内最大の浸水被害を受けた市内では、流域全体で水害を軽減させる「流域治水」の取り組みが続いている。県の改良復旧事業が進む巴波(うずま)川と永野川の流域で、市は浸水対策や内水氾濫対策として計14カ所の調節池や排水施設などを整備中。雨水の排水水路の工事や田んぼダムの整備も進めている。15年の関東・東北豪雨に続いた被害を教訓として、次の災害に向けた備えを急いでいる。