道の駅きつれがわ(さくら市喜連川、知久祐一(ちくゆういち)支配人)は1日までに、洋菓子「喜連(きつれ)のしっぽ」を発売した。素材にこだわりストーリー性のある贈答品を作ろうと、県フードバレーとちぎ農商工ファンド活用助成事業で新商品開発の支援を受けた。
開発では、日持ちする商品として洋菓子に絞った。喜連川地区には昔からキツネが多く住み「きつね川」と呼ばれるようになったという昔話があり、それにちなんでキツネの尾のような焼き菓子を目指した。
農業法人和みの杜(もり)(さくら市早乙女)が栽培したサツマイモで干し芋を製造。循環農法で生産した卵やもち麦、イチゴを素材として使い、イヴォワール洋菓子(さくら市桜野)に商品化を依頼した。
知久支配人は「まるで尻尾のようにふわっとし、やさしい甘さで大変好評をいただいている」と話す。道の駅きつれがわでの限定販売で、イチゴ味とサツマイモ味が3個ずつ入り価格は2160円。