地震の揺れを体感できるマット「YURETA」を体験する訓練参加者

専用ゴーグルを着用し浸水を疑似体験する教員

地震の揺れを体感できるマット「YURETA」を体験する訓練参加者 専用ゴーグルを着用し浸水を疑似体験する教員

 【佐野】教員の防災の指導力向上と、避難訓練の内容を災害の実情に沿ったものに変えようと、佐野日大高でこのほど、同校と同中等教育学校の教員を対象とした「避難訓練アップデート研修」が行われた。同校で教員のみの防災研修は初めて。拡張現実(AR)や仮想現実(VR)技術による災害の模擬体験などを通じて、正しい防災行動や知識を学んだ。

 近年は大規模災害の発生が想定され、防災の重要性は高まりつつある。しかし教育現場の避難訓練は10年以上にわたり、内容がほぼ同じまま。教員向け防災教育の機会も少ないという。