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 栃木県足利市西宮町の西宮神社で19日、400年以上続く伝統行事「恵比寿(えびす)講」が始まり、開運や商売繁盛などを願う多くの参拝客でにぎわった。20日午後3時ごろまで。

 同神社の恵比寿講は1603年、当時の代官が摂津国西宮神社の西宮大神を勧請して始まった。関東地方では最古とされる。

縁起物が売れ、手締めの声が響く恵比寿講=19日午後5時10分、足利市西宮町
縁起物が売れ、手締めの声が響く恵比寿講=19日午後5時10分、足利市西宮町

 約600メートルの参道には、熊手やお宝飾りなどを並べた露店が100軒以上連なった。縁起物が売れると、「商売繁盛」などと威勢よいかけ声や拍子木の音が響き渡った。

 熊手を購入した同市大月町、自営業近藤毅行(こんどうたけゆき)さん(45)と早苗(さなえ)さん(44)夫妻は「けがなく安全に、長く仕事を続けていければ」と願った。

◇ほかにも下野新聞フォトサービスに写真