【日光】「ショッピングモールの歌姫」としても知られるシンガー・ソングライター半崎美子(はんざきよしこ)さん(44)=札幌市出身=による特別授業が27日、今市小で開かれた。5年生39人は、半崎さんが作詞作曲した楽曲「地球へ」に込められた思いに触れた。
「地球へ」は2021年11月に配信リリースされた楽曲で、昨年4月から小学5年生の音楽の教科書(教育芸術社)に掲載されている。全国の小学校から「半崎さんが歌に込めたメッセージを子どもたちに伝えてほしい」という要望が相次いだことから、特別授業としての活動をスタートさせた。今回は同校の地域コーディネーターで、今市少年少女合唱団を指導する小林芳枝(こばやしよしえ)さん(64)が窓口となり実現した。
半崎さんが「『このピアノの音色が悲しげに聞こえるな』などと考えるより感じてほしい」と呼びかけると、児童たちは、想像力を働かせながら澄んだ歌声に集中。「誰かの思いを受け取ると、そこから歌が生まれる。発信することより受信することが大切」などの言葉にも聞き入っていた。
また、曲を作った際の心境を問われた半崎さんは「地球に手紙を書くような気持ち。私が今できることは何だろうと、地球に語りかけるように書いた」と振り返った。児童を代表して手塚庄太朗(てづかしょうたろう)さんが「この歌の歌詞にあるように、地球が自然にあふれ、明るいものとなるよう、できることからやっていきたい」と感謝の言葉を述べた。
ポストする





