新たに奉納された「奥の間」の天井画

 文星芸術大の学生や教員が約10年かけて手がけてきた日光二荒山神社中宮祠神楽殿内の天井画が全て完成し、11日に奉納奉告祭が執り行われた。吉兆を告げるとされる瑞獣(ずいじゅう)などを描いた天井画は計120点。同神社の中麿輝美(なかまろてるみ)宮司は「非常に素晴らしい出来栄え。大切にして、将来の文化財になるよう継承していきたい」と話した。

 同神社が同大に制作を依頼したのは2012年。15年までに神楽殿入り口付近の「前(さき)の間」に50点、中央部の「中の間」に22点が納められており、このほど、残る「奥の間」に48点が奉納された。