奥日光・中禅寺湖西岸の千手ケ浜で群生するクリンソウが満開となり、湖畔を色鮮やかに染めている。
クリンソウはサクラソウ科の多年草。同所には約1ヘクタールの群生地がある。15日は時折雨が降り、ぬれた赤や紫、白色の花が周囲の緑とのコントラストを織りなした。
群生地を管理する元環境省自然公園指導員の伊藤誠(いとうまこと)さん(73)によると、今年は例年並みの5月20日ごろに開花した。今月いっぱい楽しめるという。
千葉市緑区、鈴木米子(すずきよねこ)さん(87)は「毎年、違う友人を誘って紹介しているが、何度来ても飽きない」と美しい景色を堪能していた。