【日光】馬返し近くを流れる大谷川で6日、清滝小の2~4年生児童5人がニッコウイワナの稚魚約200匹の放流などを行った。
自然や生き物について学ぶ授業の一環で同校が実施している。5年目を迎えたが、本年度で閉校となるため放流活動は今回が最後。国立研究開発法人水産研究・教育機構や鬼怒川漁協日光支部、国土交通省日光砂防事務所などが協力した。
児童たちは放流前、周辺のごみ拾いやイワナの隠れ家作りを行ったほか、以前に放流したイワナを捕まえて順調に成長していることを確認した。今回放流した稚魚は家庭や学校でふ化させたニッコウイワナで、児童たちは8センチほどに育った稚魚を丁寧に川に流した。
4年の上原駿平(うえはらしゅんぺい)君(10)は「放流したイワナが大きく育っていてうれしかった。今日放流したイワナも元気に、頑張って生きてほしい」と話した。