大学生の指導を受ける中学生たち

 【さくら】作新学院大は14日、氏家中グラウンドで、市との地域包括連携協定「スポーツマネジメント」の一環となる氏家、喜連川の両中学校サッカー部の支援、指導に取り組んだ。市と同大は昨年11月に同協定を結んでおり、連携内容を早速実践した形となった。

 協定は、地域の福祉向上や課題解決などに連携して取り組むことが目的。自治体に対し、近隣市町の大学が部活動の支援に乗り出すのは珍しいケースという。

 同大から堀田利明(ほったとしあき)さん(48)、川上大貴(かわかみだいき)さん(27)の両コーチと学生10人が指導者として参加。氏家中と喜連川中の生徒計40人に対し、試合形式やパスの練習などを通しアドバイスを行った。

 氏家中サッカー部の2年渡邉朔羽(わたなべさくわ)主将(14)は「ボールを持っていない時の動きや周囲との連動、声のかけ方を教わった。実戦に生かしていきたい」。同校の中村仁史(なかむらひとし)教諭(41)は「関東、全国など上のステップを目指す時、現役大学生の話は生徒たちにとっても大きな刺激になると思う」と話していた。

 次回は3月にSAKURAグリーンフィールドで開催する。同大は今月21日と2月3日、両校野球部のサポートも実施する予定。