台南市長だった頼清徳氏(右から3人目)ら親善訪問団を歓迎する昼食会であいさつする当時の斎藤市長(左から2人目)=2011年6月、日光市

台湾次期トップの頼氏の印象を振り返る斎藤元日光市長=日光市内

台南市長だった頼清徳氏(右から3人目)ら親善訪問団を歓迎する昼食会であいさつする当時の斎藤市長(左から2人目)=2011年6月、日光市 台湾次期トップの頼氏の印象を振り返る斎藤元日光市長=日光市内

 台湾で4年ぶりに行われた1月の総統選で与党、民主進歩党(民進党)の頼清徳(らいせいとく)副総統が当選したことを受け、日光市の関係者が観光誘客に期待を寄せている。頼氏は同市が観光友好都市を結ぶ台南市長だった2011年、東日本大震災で観光客が落ち込む中、約300人の訪問団で日光に宿泊し、台湾でも安全面をPRした。頼氏と日光市は今も交流が続き、市は1月、台湾総督府へ当選祝いの手紙を送った。“親日家”の頼氏の就任を歓迎している。

 「日光の観光にとって追い風になってほしい」

 11年当時、頼氏と交流した元日光市長の斎藤文夫(さいとうふみお)さん(80)は、頼氏と写った写真を見ながら期待を込めた。