【小山】本年度の「JA共済全国小・中学生 書道・交通安全ポスターコンクール」で、若木小6年佐久間輝(さくまひかる)君(12)が書道(半紙の部)部門で上位8点が選ばれる大賞の一つの文部科学大臣賞を受賞した。
同コンクールは67回目。全国から書道に約101万8千点、交通安全ポスターに約9万2千点の応募があった。書道は半紙、条幅の2部門あり、大賞16点を含む計266点が入賞した。
佐久間君は母の影響で3年生から書道教室に通い始めた。今回の課題「尊敬の念」は夏休み期間中に週1、2回教室へ通うなどして書き上げた。「妥協してしまうことも考えたが、もっと上手に書けると諦めずに取り組んだ」と振り返る。
審査員らからは「豊潤な線で形もよく整っている。ゆったりした穏やかで自然な筆運びの中で筆圧が効果的に働き、落ち着きと安定感のある作品」と高く評価された。佐久間君は「書いた中で字のバランスなどが一番上手な作品だったので、入賞には自信があった」と話した。
中学に進学しても書道は続ける予定で「こういった大きい賞をまた受賞できるように努力する」と意気込んだ。
県内の他の入賞者は次の通り。
【書道】◇半紙の部▽JA共済連会長賞金賞 奈良華音(宇都宮市泉が丘中1年)▽同佳作 松岡純光(小山市中小5年)◇条幅の部▽JA共済連会長賞佳作 佐藤優日(宇都宮市横川西小5年)山崎愛理(宇都宮東高付属中1年)
【ポスター】▽家の光協会会長賞 君島美央(塩谷町玉生小4年)▽JA共済連会長賞銀賞 飯山櫂(大田原市紫塚小3年)▽同佳作 和気小晴(大田原市金丸小5年)野口知紘(栃木市岩舟中1年)島朋康(鹿沼市東中3年)