ラベルのデザインを考案した荒井さん(前列右)と須藤さん(同左)

 那珂川町地域おこし協力隊の須藤(すどう)ゆうさん(41)が馬頭高生と連携して開発した「ししまるカレー」のラベルが完成し、デザインを考えた同校3年荒井紗千映(あらいさちえ)さん(18)にこのほど、ラベルがお披露目された。

 須藤さんは馬頭高水産科の生徒と共に昨年5月から、イノシシ肉を使ったカレーの開発を進めてきた。普通科の生徒にも関わってほしいと、ラベルデザインの考案を依頼。6案が集まり、イノシシなどをポップに描いた荒井さんの作品を選んだ。須藤さんは「『ししまるカレー』の字体もかわいい。手に取ってもらいやすいのでは」と評した。

 この日、完成したラベルを初めて見た荒井さんは「イノシシはかわいくしようとデフォルメした。想像以上の出来で、感動した」と話した。

 カレーは唐辛子入りの辛口と通常の2種類あり、須藤さんは新年度中の販売開始を目指している。