大谷川砂防工事の現場で指導を受けながら建設機械を操作する今市工業高の生徒たち

 【日光】未来の建設業を担う学生に実際の現場を体験してもらおうと県建設業協会は13日、今市工業高の生徒を招いて、萩垣面(はんがきめん)で施工中の大谷川砂防工事で現場研修会を開いた。

 同校建設工学科1、2年生41人が参加。生徒は工事担当者の説明や指導を受けながら、建設機械「バックホー」に搭乗して操作をしたり、機器を使って測量したりした。

 すでに小型特殊免許を取得しているという1年の小野遥斗(おのはると)さん(16)と望月徠夢(もちづきらいむ)さん(15)の2人は「今日の建設機械はとても大きく感じた」「以前習った小型のものとはスケールが違い難しかった」とそれぞれ振り返った。

 研修会で説明役を担った工事を担当する小島土建(塩谷町)の滝川正樹(たきがわまさき)工事部長(42)は「過去に同様の研修会を経験後、入社してくれた社員もいる。今回をきっかけに一層、業界に興味を持ってもらえれば」と話した。