日本野菜ソムリエ協会(東京都中央区)は16日までに、今月開催の品評会「野菜ソムリエサミット」の結果を発表した。栃木県からは、青果部門の銀賞にかぬまにら合同会社(鹿沼市)の「鹿沼のにら」が選ばれた。
品評会は、農産物のさらなる価値向上と農業の活性化を目指して毎月開催している。同協会が認定する民間資格「野菜ソムリエ」を持つ評価員が野菜や果物、加工品を試食しておいしさを点数化し、最高金賞、金賞、銀賞を選出する。
今月は10日に開かれ、青果部門は金賞7品と銀賞10品、加工品部門は銀賞1品が選ばれた。
鹿沼のにらは、肉厚で水分量が多いのが特徴。通常のニラの栽培期間は20〜25日とされるが、収穫まで30日以上かけているという。かぬまにら合同会社は「日照時間が長い鹿沼の土地と日光のおいしい雪解け水でじっくり育てる」ことで、葉が痩せないとしている。
評価員は「香ばしい食欲をそそる香で、噛(か)むたびに青々とした香りが鼻を抜けます」とコメントした。