田植えを体験する子どもたち

 【栃木】皆川地区街づくり協議会グリーンツーリズム部会はこのほど、「ふれあい農業体験」を皆川城内町の皆川公民館周辺で6年ぶりに開いた。親子約50人が、イチゴ狩りや田植え、おにぎり作りを楽しんだ。

 同協議会は自治会関係者やボランティアが委員を務め、地区の活性化に取り組んでいる。農業体験は都市部との交流を目的に毎年実施していたが、新型コロナウイルスの影響などで過去5年は中止していた。

 参加者は、同館近くのイチゴ農園でイチゴの育て方や摘み方を教わりイチゴ狩りを楽しんだほか、田植え着に身を包み、同館近くの水田で苗植えを体験した。昼食ではおにぎり作りに挑戦。丸や四角など形や大小さまざまなおにぎりを自由に握ってはおいしそうに頬張っていた。

 栃木第五小5年塚原香乃(つかはらかの)さん(10)は「田植えは泥に足を取られて大変だった。自分で握ったおにぎりはおいしい」と笑顔。正田秀雄(しょうだひでお)会長(75)は「参加者の交流や笑顔が見られ、収穫になった」と話した。