岡村会長(左)の話に真剣に耳を傾ける生徒ら

 【足利】市内の子どもたちに国際理解や国際交流についての教育を行い、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の精神を学んでもらう「足利ユネスコ学校」が、29日開校した。

 足利ユネスコ協会が主催で、65回目となる今回は市内の小学3~6年生68人が参加。8月2日までの5日間、史跡足利学校などを見学する文化財巡りや、科学を利用した工作、音楽鑑賞などを行う。講師は同協会会員や教員OBなどが務める。

 この日は助戸仲町の助戸公民館で開校式が行われた。校長を務める岡村静幸(おかむらせいこう)同協会会長が「友達と楽しく学び、その中でもっと知りたい、やってみたいと思うことがあったら挑戦してみてほしい」とあいさつした。

 生徒を代表し、けやき小6年芳田倖大(よしだこうた)さんと葉鹿小6年横山奈海(よこやまなみ)さんが「ユネスコ学校で平和の心を学び、たくさんの友達をつくりたい」と誓いの言葉を述べた。