会見を行い、本年度の活動予定などを発表したあしもり隊のメンバー

 【足利】地域の活性化を目的に活動し4年目を迎えた、市内を中心とした高校生グループ「あしもり隊」がこのほど市役所で記者会見を行い、地元の神社に着目した新規事業「神社エール」など本年度の活動予定を発表した。

 「ジンジャーエール」とかけた「神社エール」は島田八坂神社(島田町)で参道や手水舎の装飾を行い、にぎわいの創出を目指す。このほか、恒例のキッチンカーイベントは規模を拡大して実施、8月は迫間(はさま)町のあしかがフラワーパークで開催されるイベントに出店するなど、数々のプロジェクトを実施する予定だ。

 今年は足利南、足利工業、足利清風、足利、白鴎大足利、佐野、わせがく、樹徳高の8校112人が参加。活動の主体となる本隊のほか、昨年度新設した、足利高写真部による「写真部」、足利南高美術部による「美術部」、足利工業高産業デザイン科による「産業デザイン部」の活動も継続し、特技や専攻を生かした地域活性化に取り組む。

 隊長の足利工業高産業デザイン科3年初澤京(はつざわきょう)さんは「昨年度より自分たちのやりたいことを明確にし、高校生らしい、独自性のある活動をしていきたい」と意気込みを語った。

 同隊は2021年6月、市の呼びかけにより足利工業高と足利清風高の生徒14人で結成。これまで市路線バス「あしバスアッシー」のラッピングデザインを手がけるほか、キッチンカーのイベントを開くなど、地域活性化に貢献してきた。