奥日光の中禅寺湖で5日、毎年恒例の「中禅寺湖スワンボートレース」が行われ、約200人が爽やかな風を受けながら湖上を疾走した。日光二荒山神社中宮祠の水神祭奉祝行事として開催されており、今年で16回目。
レースに先立ち、同神社の「水神の碑」前で神事が執り行われ、中禅寺湖の恵みに感謝するとともに、湖上の安全を願った。
順位を決めないレースで、15隻ずつの6レース、12隻による1レースを開催。晴天に恵まれ男体山が見守る中、参加者たちは力いっぱいペダルをこいでいた。
和知勝明(わちかつあき)さん(51)=さくら市氏家=と、佐藤貴紀(さとうたかのり)さん(39)=同市草川=は会社の同僚ペアで初参加。「とてもきついけど、とても楽しかった。ボートがひしめく中で、他の参加者と苦しみを共有している感覚もたまりませんでした」と満足そうだった。