再建した認定みどりこども園の園舎。1階の一部は広々としたピロティで、園児の部屋は2階に集約した=10月上旬、宇都宮市西原町

台風19号直撃翌日のいずみ苑。床は泥まみれだった=2019年10月13日午前、宇都宮市今泉3丁目

再建した認定みどりこども園の園舎。1階の一部は広々としたピロティで、園児の部屋は2階に集約した=10月上旬、宇都宮市西原町 台風19号直撃翌日のいずみ苑。床は泥まみれだった=2019年10月13日午前、宇都宮市今泉3丁目

 2019年10月の台風19号では宇都宮市内の田川が氾濫した。浸水被害があった「認定みどりこども園」(宇都宮市西原町)や介護老人福祉施設「いずみ苑(えん)」(同市今泉3丁目)は当時と同じ場所で再起し、対策を強化して運営を続けている。同園は園舎を平屋から3階建てにし安全性を高めた。同施設では避難訓練に取り組む真剣さが増した。子どもや高齢者ら「災害弱者」をどう守るか。5年前の教訓を胸に刻み、前に進んでいる。