イチゴを頬張る児童ら

 【那須】黒田原小で13日、JAなすのが寄贈した管内産イチゴ「とちあいか」が給食で提供され、全校児童約260人が味わった。

 同JAは子どもたちに食や農に関心を持ってもらおうと毎年、管内の学校給食用にイチゴなどを贈呈。今年は町内小中学校8校と那須特別支援学校にとちあいか計264パック、那須塩原、大田原両市の小中義務教育学校計54校に県産イチゴを使ったゼリーを配る。

 黒田原小2年1組では、とちあいかが1人2個ずつ振る舞われた。同JA職員らが見守る中、児童約20人はイチゴの形や大きさを比べたり、大きな口で頬張って舌鼓を打ったりしていた。

 渡辺朱梨(わたなべあかり)さん(7)は「イチゴが大好き。甘くておいしかったので、また給食に出てほしい」と笑顔。同JA総合企画部企画管理課の渋井優二(しぶいゆうじ)課長(53)は「これを機に地域の農業を身近に感じ、興味を持ってもらいたい」と話した。