数年に1度しか発生しないような激しい大雨が県内に降った4日、各地では住宅への浸水や道路の冠水が相次ぎ、道路への土砂の流出のほか、鉄道の遅れも生じた。宇都宮市や高根沢町、那須塩原市などで避難所が開設され、不安な時間を過ごす住民の姿があった。雨雲は県央部から北部へ縦断する形で移動し、夜には県北でも被害が発生した。
宇都宮市は午後1時20分、宇都宮市清原工業団地の清原地区市民センターに避難所を開設した。午後2時過ぎ、視覚障害者を中心とした福祉ホームとグループホームの利用者計7人が避難した。北本晴美(きたもとはるみ)さん(42)は「お昼ごろから雨がひどくなって不安だった。避難指示が出たときには驚いたけれど、ここに来て少し安心できた」と話した。
残り:約 698文字/全文:1039文字
この記事は会員限定記事です
「下野新聞デジタル」の会員のみご覧いただけます。
登録済みの方はこちら
愛読者(併読)・フル(単独)プラン・スタンダードプランの方
ログインする