下野新聞社の「2023年県内十大ニュース」が19日、決まった。

 1位は、国内の路面電車開業としては75年ぶり、全線新設の次世代型路面電車(LRT)としては初めての、宇都宮、芳賀両市町を結ぶLRT開業。開業当日の歓迎イベントは全国から約2万人が詰めかけた。開業後も小学生の社会科見学や団体の視察が続くなど注目を集め、得点は2位以下を大きく引き離した。

 2位は、明治時代初め、当時の栃木、宇都宮両県が合併して生まれた現在の栃木県の誕生150年だった。世界を脅かした新型コロナウイルスが国内では感染症法の5類に移行した年に、新たな時代の訪れを感じさせるニュースが上位に並んだ。

 3位は、気象庁の県内全14観測地点の6地点で今年の年間猛暑日(最高気温35度以上)日数が過去最多を更新だった。最多は佐野の計42日、次いで小山、真岡の30日で、今夏は県内も「地球沸騰化の時代」を感じさせた。

 得点は、応募者がつけた順位を1位10ポイント~10位1ポイントとして集計した。応募総数は、はがき262通と下野新聞公式ホームページ「SOON」を通じた323件の計585件だった。

2023年 読者が選ぶ栃木県内10大ニュース
宇都宮市と芳賀町を結ぶ次世代型路面電車(LRT)が開業、営業運転を始めた(8月27日)。利用者数は堅調に推移する一方、乗用車との接触事故も起きた。
1873(明治6)年6月15日、当時の栃木県と宇都宮県が合併して今の栃木県が誕生し、150年を迎えた。(6月15日
今年の猛暑日は県内全14観測地点のうち6地点で年間日数の過去最多を更新。佐野は42日、小山と真岡は30日だった。(10月3日
選抜高校野球大会出場校に作新学院と石橋が選ばれた。県勢2校選出は2014年以来(1月28日)。
将棋の第48期棋王戦5番勝負第4局が日光市で指され、藤井聡太五冠が棋王を獲得。20歳8カ月で最年少六冠となった。(3月20日
先進7カ国(G7)男女共同参画・女性活躍担当相会合が日光市で開かれ、経済面でのジェンダー(社会的性差)格差の解消などを訴える「日光声明」を採択した。(6月2526日
4月1日現在の県人口が189万8513人となり、約35年ぶりに190万人を下回ったことが県の毎月人口推計で分かった。(4月28日
上三川町でレンタカーの車内から女性の遺体が見つかり、県警は死体遺棄容疑で埼玉県熊谷市の男を現行犯逮捕(10月20日)。遺体は女子高生で、殺人容疑などで再逮捕した。
2024年産の本県イチゴ「とちあいか」の作付面積が、速報値で244ヘクタールと前年から倍増。初めて「とちおとめ」を上回った。(10月6日
10
那須町の朝日岳(1896メートル)の登山道付近で、遭難した65~79歳の男女4人の遺体が見つかった(10月8日)。死因は低体温症だった。

過去の読者が選ぶ栃木県内10大ニュース

この特集のTOPへ

【2022年】栃木県内10大ニュース

【2021年】栃木県内10大ニュース

【2020年】栃木県内10大ニュース

【2019年】栃木県内10大ニュース

【2018年】栃木県内10大ニュース

【2017年】栃木県内10大ニュース

【2016年】栃木県内10大ニュース

【2015年】栃木県内10大ニュース

【2014年】栃木県内10大ニュース

【2013年】栃木県内10大ニュース

【2012年】栃木県内10大ニュース

【2011年】栃木県内10大ニュース

【2010年】栃木県内10大ニュース

【2009年】栃木県内10大ニュース

【2008年】栃木県内10大ニュース