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 県立宇都宮北高校吹奏楽部に所属する3人は、今年3月の「第26回日本ジュニア管打楽器コンクール」のアンサンブル部門打楽器の部高校生コースで、最高賞の金賞に輝きました。「信じられなかった」と振り返りながらも、厳しい練習を積んでの結果だけに、共に喜びの表情にあふれます。

日本ジュニア管打楽器コンクールアンサンブル部門打楽器の部で最高賞の金賞に輝いた、河内 美波(かわち・みなみ)さん(16)、軽部 優月(かるべ・ゆづき)さん(18)、加藤 大己(かとう・だいき)さん(16)
日本ジュニア管打楽器コンクールアンサンブル部門打楽器の部で最高賞の金賞に輝いた、河内 美波(かわち・みなみ)さん(16)、軽部 優月(かるべ・ゆづき)さん(18)、加藤 大己(かとう・だいき)さん(16)

(企画・制作 下野新聞社ビジネス局)

これまでの努力が報われてうれしい

 宇都宮北高校吹奏楽部は、定期演奏会をはじめ、各種のコンクール出場や地域のイベントへの出演、高齢者施設への訪問演奏などさまざまな機会に演奏を披露してきました。数多くの賞も獲得している実力のあるバンドです。
 今回のコンクールには、同吹奏楽部の中で打楽器のパートを担当する軽部 優月(かるべ・ゆづき)さん(18)3年生、加藤 大己(かとう・だいき)さん(16)2年生、河内 美波(かわち・みなみ)さん(16)2年生の2人で編成したチームで出場しました。
 パーカッション担当の軽部さんは「賞をいただいた時は驚きました」と振り返ります。同時に「努力が報われて本当にうれしかったです」と語ります。軽部さんは小さい頃からピアノに親しみ、中学校から吹奏楽部で打楽器を始めたとのこと。北高校吹奏楽部の演奏を聴いて感動し、入学後は迷わず入部しました。打楽器について「音階がない楽器も多いのですが、その分、演奏者の個性が出るところが魅力ですね」。将来はなんらかの形で音楽に関わる活動をしたいと話します。

指揮をする顧問の宮田 麻子(みやた・あさこ)教諭(右端)
指揮をする顧問の宮田 麻子(みやた・あさこ)教諭(右端)

打楽器ならではの魅力を感じて

 マリンバを演奏した加藤さんも「こんな大きな賞をいただけるとは思っていなかったので驚きました」と話します。「長い練習を重ねてきたのでとてもうれしかったです」と喜びの表情です。姉の影響で中学校から吹奏楽を始めたとのことですが、打楽器を選んだのは「アンサンブルの演奏を聴く機会があって憧れました。視覚的にも音楽を表現できるところが魅力です」と話します。自分で納得できる演奏ができるよう、さらに技術に磨きをかけたいと決意を固めます。
 マリンバ、ビブラフォン、パーカッションを担当した河内さんは、受賞について「3人で力を合わせた結果が報われてうれしかった」と笑顔を見せます。いつも目を見て息を合わせながら練習してきたと言います。「本番でもそれを忘れないように頑張りました」。吹奏楽を始めたのは小学4年生。その時から打楽器に取り組んでいます。「初めてでも音楽が楽しめるのが打楽器」とその魅力を語ります。3年生になっても、みんなで力を合わせて良い演奏をすることを目指しています。
 また、3人ともに「家族や仲間たちにはとてもお世話になった」と感謝を忘れません。

3人で話し合いながらパート練習に励みます
3人で話し合いながらパート練習に励みます

感謝を忘れずに音楽を楽しむ

 2019年から指導に当たっている顧問の宮田 麻子(みやた・あさこ)教諭(50)は、「3人ともとても素直な性格の生徒たち。本番までに半年くらいかけて演奏曲を仕上げましたが、何度失敗してもその都度話し合い、打楽器専門の指導者からのアドバイスももらいながら消化してきました。それがいい演奏につながったのだと思います」と健闘をたたえます。
 部の指導方針については「伝統のあるバンドで、いろんな人に支えていただいている。その感謝の気持ちを忘れずに、多くの人に喜んでいただける演奏をしようと呼びかけています」と話します。一人ひとりの練習があってその積み重ねが音楽になる、とも指摘。「ステージでみんなと楽しんで演奏できることが何よりもうれしい。生徒たちには、ずっと音楽を続けていってほしい」と期待を寄せています。

Profile

県立宇都宮北高校吹奏楽部(宇都宮市)

1980年、開校と同時に吹奏楽同好会として発足。83年から吹奏楽部として活動を開始しました。3年生が引退した現在、1、2年生合わせて31人が所属し、「思いは力になる!」のスローガンのもと練習に励んでいます。来春の新1年生の加入を歓迎しています。

県立宇都宮北高校吹奏楽部(宇都宮市)紹介動画
 
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