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 新極真会栃木支部では「カラテドリームフェスティバル2023全国大会」で、小学生3人が優勝に輝きました。支部全体の成績でも全国6位の好成績を残しました。フルコンタクトの厳しい競技ですが、子どもたちは元気いっぱい。今年の全国大会でも上位入賞を目指しています。

昨年7月の「カラテドリームフェスティバル2023全国大会」で優勝した3人。 左から組手男子小学1年の松本 陽琥さん、型男子小学3年の鈴木 結翔さん、型男子小学1年の鈴木 蒼太さん
昨年7月の「カラテドリームフェスティバル2023全国大会」で優勝した3人。 左から組手男子小学1年の松本 陽琥さん、型男子小学3年の鈴木 結翔さん、型男子小学1年の鈴木 蒼太さん

(企画・制作 下野新聞社ビジネス局)

世界大会での活躍が将来の夢

 鋭い気合とともに「バシッ、バシッ」という大きな音が道場内に響きます。新極真会栃木支部小山道場での稽古風景です。間近に控えた今年のカラテドリームフェスティバル全国大会に向けて、防具を付けた子どもたちは真剣な表情で打撃練習に力が入ります。
 昨年の同大会の型男子小学3年で優勝した鈴木 結翔(すずき・ゆいと)さん(9)=小山道場・小山市羽川小4年生=は「優勝できると思っていなかったので、とてもうれしかった。お父さんもお母さんも、とても喜んでくれました」と振り返ります。空手を始めたのは幼稚園の年中の時。「強くなって人に優しくなりたいと思いました」と動機を話します。「日本代表になって世界大会に出たい」と夢を語ります。
 型男子小学1年で優勝した鈴木 蒼太(すずき・そうた)さん(7)=小山道場・小山市羽川小2年生=は、結翔さんの弟です。「お兄ちゃんを見てかっこいいと思って始めました」と話します。幼稚園の年長の頃だったそうです。優勝については「お父さんもお母さんも、『よく頑張ったね』と言ってくれて、とてもうれしかった」。蒼太さんも将来の夢を「一生懸命努力して世界大会に出て優勝したい」と語ります。

防具を付けての稽古風景。小林功支部長から細かい動きの確認があります
防具を付けての稽古風景。小林功支部長から細かい動きの確認があります

多くの門下生が各部門で上位に

 松本 陽琥(まつもと・はるく)さん(7)=鹿沼道場・鹿沼市北小2年生=は、組手男子小学1年で優勝しました。「大変だったけど、技ありで決まって優勝できてうれしかった」と喜びを語ります。空手を始めたのは4歳の頃。「練習は厳しいし、パンチを受けたりすると痛いけど楽しい」と話し「今度のドリーム大会でも優勝を目指します」と決意を固めます。
 昨年の大会ではこの3人に加え、さまざまな部門で門下生の活躍が光りました。指導にあたる小林 功(こばやし・いさお)支部長は「上位入賞者を数多く出すことができました。そうした中でも組手の松本選手は、強豪の福岡支部の選手を破っての優勝だったので、本当に見事だったと思います」と選手たちの頑張りをたたえます。
 門下生は幼稚園児からシニアまで幅広い年齢層が集っています。練習は平日の午後5時からが小学生まで、午後7時からが中学生以上となっていますが、大会が近くなると休日の昼間などにも集中練習を行います。「全国大会を目指して、みんな強くなりたいという強い気持ちを持って稽古に励んでいます」と小林支部長は語ります。

幅広い年代が稽古に励んでいます
幅広い年代が稽古に励んでいます

強くなれ、優しくなれ

 小林支部長は「一撃で相手を倒すところ、また、礼に始まり、礼に終わる武道の精神が最大の魅力だと思います。試合では当然、負けることもあります。そうした経験も生かして社会に貢献できる人材になってほしい」と空手を通して心を鍛えることの大切さを強調します。
 最初は痛くて泣いていた子が、大会が近づいてくると、限界に近くなるまで自分を追い込んで努力する姿が見られるようになり、子どもながらたくましさを感じるといいます。「強くなれ、そしてその分、人に優しくなれ」と教えているとのこと。「優しくなるために激しい稽古を重ねているとも言えますね」と、小林支部長は基本的な指導の方針を話しています。

Profile

全世界空手道連盟新極真会栃木支部

故・大山 倍達総裁の内弟子の小林支部長が、1978(昭和53)年に創設しました。小林支部長が指導する小山道場、宇都宮本部道場をはじめ、県内各地に10カ所の道場があり、全県で約500人の門下生が稽古に励んでいます。

全世界空手道連盟新極真会栃木支部 紹介動画
 
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