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 国際空手道連盟極真会館栃木南支部宇都宮道場の選手たちは、昨年4月、全日本空手道選手権大会(極真祭)と国際親善空手道選手権大会で優秀な成績を収めました。中でも阿久津 理音(あくつ・りおん)さん(14)と斉藤 由奈(さいとう・ゆな)さん(13)は優勝の栄冠を獲得。今後もさらに高みを目指すことを心に決めています。

昨年4月、全日本空手道選手権大会(極真祭)で優勝をした、 左から斉藤 由奈(さいとう・ゆな)さんと阿久津 理音(あくつ・りおん)さん
昨年4月、全日本空手道選手権大会(極真祭)で優勝をした、 左から斉藤 由奈(さいとう・ゆな)さんと阿久津 理音(あくつ・りおん)さん

(企画・制作 下野新聞社営業局)

しっかり練習すれば必ず結果に表れる

 ある土曜日の夕方、宇都宮道場には幼稚園児から社会人まで、数多くの人たちが集まり、力のこもった練習が繰り広げられていました。きびきびとした動きとともに鋭い気合が道場内に響きわたります。
 幼稚園の年中組の頃から道場に通っている阿久津さん=陽南中2年生=は、「極真祭」の12歳男子マイナス55キロ級で優勝しました。「それまでが思わしい結果が出ていなかったので、とてもうれしかった」と、優勝を振り返ります。決勝戦の相手は、過去に何度も対戦していてなかなか勝てずにいた選手だっただけに、なおさら喜びにあふれます。
 練習は辛いことが多いとのことですが、乗り越える楽しさもあるといいます。「しっかり取り組んでいけば、だんだんに強くなっていくのが自分でも感じられます」と話す阿久津さん。これが空手を続けるモチベーションにもつながっています。「空手で忍耐力や根性が身についた」と語り、「さらに強くなって少しでもいい結果が残せるよう頑張りたい」と気を引き締めます。大人になってからも空手は続けていくとのことです。

会社経営の傍ら門下生の指導をする髙橋 博秀師範代(右奥)
会社経営の傍ら門下生の指導をする髙橋 博秀師範代(右奥)

空手を通して自信がついた

 斉藤さん=泉が丘中2年生=は「極真祭」の12歳女子プラス45キロ級で優勝しました。「絶対に勝つんだ」という強い気持ちで決勝戦に臨んだそうです。「『極真祭』での優勝は初めてだったので、とてもうれしかったです」と当時を思い出します。また、斉藤さんは「極真祭」だけでなく、同年11月に開かれた国際親善空手道選手権大会でも優勝に輝きました。
 極真祭では30キロ以上も体重の重い選手、さらに国際大会では15センチも背丈の高い選手を破っての栄冠でした。体力をつけることを課題にしているという斉藤さんですが、「大きな人に勝ててうれしかった」と話します。今年開かれた国際大会では敗れてしまいましたが、来年に向けてリベンジに燃えています。
 「空手を通して自信がつきました」と語る斉藤さん。道場に通う小さい子どもたちの指導をするのも大切な役割です。後輩たちには「練習にしっかり取り組み、いろんな大会で結果を残してほしい」とエールを送ります。

幅広い年代が練習に励んでいます
幅広い年代が練習に励んでいます

継続することが何よりも重要

 宇都宮道場の髙橋 博秀(たかはし・ひろひで)師範代は、会社経営の傍ら門下生の指導を続けてきました。指導歴は20年になります。「基本的なことや改善が必要なポイントはしっかり教えますが、その後は本人の自覚に任せています。優勝した二人を見ていても分かりますが、気持ちの差が大きいと思いますね」と話します。
 自分でやる意思のある選手は、宇都宮道場の練習がない日には、自主的に他の道場に出かけているとのことです。「送り迎えをする保護者も含め、続けていくことは大変ですが、とにかく『継続』が重要です」と髙橋師範代は説きます。優勝した2人にも今後、高校に入ってからもずっと続けてほしいと期待を寄せます。
 一時に比べれば門下生が減る傾向にあります。「練習日の見学はいつでも大歓迎です。ぜひ一緒に空手に親しみましょう」と呼びかけています。

Profile

国際空手道連盟極真会館栃木南支部宇都宮道場(宇都宮市)

宇都宮道場は25年ほど前に創設されました。宇都宮市や鹿沼市などから、幼稚園生から社会人まで幅広い年齢層の約30人が通い、火・木・土曜日の夜に練習に励んでいます。見学は大歓迎。心身ともに強くなりたい人を募集しています。

国際空手道連盟極真会館栃木南支部宇都宮道場 紹介動画
 
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