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 卓桜会栃木卓球センターの女子小・中学生チームは、昨年の第43回全日本クラブ卓球選手権大会で見事に優勝を勝ち取りました。実力者ぞろいの6人で編成。チームワークのよさが結実しました。今年の同大会は栃木県で開催されます。メンバーは変わりますが、卓桜会は地元で連覇を目指します。

全日本クラブ卓球選手権大会で優勝した、平塚 真帆(ひらつか・まほ)さん(11)、阿部 永愛(あべ・えな)さん(12)、五十畑 寿音(いそはた・ことね)さん(12)、伊藤 心咲(いとう・みさ)さん(15)、原 七星(はら・ななせ)さん(14)、園部 葵彩(そのべ・きさ)さん(14)
全日本クラブ卓球選手権大会で優勝した、平塚 真帆(ひらつか・まほ)さん(11)、阿部 永愛(あべ・えな)さん(12)、五十畑 寿音(いそはた・ことね)さん(12)、伊藤 心咲(いとう・みさ)さん(15)、原 七星(はら・ななせ)さん(14)、園部 葵彩(そのべ・きさ)さん(14)

(企画・制作 下野新聞社ビジネス局)

実積にひかれて広域から集まる

 卓桜会の団体での全国優勝は、今回が6年ぶり3回目です。そのほかにも団体で数多くの上位入賞や個人の優勝者3人を出すなど、全国的にも実力のあるチームです。今回も前年の3位、前々年の準優勝の悔しさをはねのけての栄冠でした。
 その強さにひかれ、卓桜会には栃木市内はもちろん、宇都宮や鹿沼、小山などの周辺地域のほか、群馬や茨城、埼玉など近県からも子どもたちが通っています。自身も卓球選手だった原 壮(はら・そう)代表は、「特別に変わったことをしているわけではなく、基本的な練習を継続して行うことを大切にしています。しいて言えば〝弱み〟をなくすということでしょうか」と指導方針を話します。
 その言葉通り、練習場では、子どもたちが自主的に走り込みや各卓球台での打ち込みに取り組んでいます。今回の優勝については「率直な気持ちを言えば、ホッとしたというところですね。ただ、個々のレベルが高いメンバーがそろっていましたので、優勝を狙えるとは思っていました」と振り返ります。

経験を生かし指導をする代表の原 壮(はら・そう)さん
経験を生かし指導をする代表の原 壮(はら・そう)さん

さらに上を目指し今後も奮闘を決意

 中学生女子のキャプテンを務めた伊藤 心咲(いとう・みさ)さん(15)=鹿沼市立北押原中学校3年生=は、小学1年生から卓球を始めたそうです。卓桜会に入ったのは小学4年生の時。「会に入ってからずっとクラブ選手権で優勝したいという気持ちがありました。中学3年生になってようやく達成できて、とてもうれしかったです」と今回の優勝を語ります。
 6人のメンバーについては「普段からとても仲良し。チームとしては初めて組んだのですが、よくまとまっていたと思います」と評価します。高校に進んでも卓球を続け、「インターハイで結果を残したい」と決意を固めます。
 小学生女子キャプテンの五十畑 寿音(いそはた・ことね)さん(12)=小山第一小学校6年生=が卓球を始めたのは3歳の時とのことです。「お姉ちゃんがやっているのを見て自分もやりたいと思いました」。今回の優勝については、「前年が3位だったので絶対に優勝したいと思っていました。みんなでできてよかったです」と感激を語ります。
 五十畑さんは関西の卓球の強豪中学校に進んで、さらに上を目指していく覚悟です。「みんなに応援してもらえる選手になって、将来はオリンピックで金メダルを取れるようになりたいです」と夢を膨らませます。

選手自身で考え、次々と基礎練習に励みます
選手自身で考え、次々と基礎練習に励みます

卓球を通して人間性を高める

 練習にあたって原代表は、基本的なメニューにアレンジを加えながら、子どもたち自身が「何のためにやるのか」を自覚できるように工夫しているといいます。練習後の後片付けなどもしっかりできるよう伝えています。「さらに高いレベルを目標におく子どもたちが多いので、自分できちんと考えて行動できる選手になれるように、ということです」とその狙いを語ります。
 今年地元で開かれる同大会での連覇を目指します。一方で「スポーツである以上、勝ちたいという気持ちは当然ですが、卓球を通して人間性を高める、ということが最も重要だと思っています」と強調しました。

 

Profile

卓桜会栃木卓球センター(栃木市)

 栃木卓球センターは約50年の歴史のある古い卓球教室です。クラブチームとしての卓桜会は、原代表が運営を引き継いだ2014年に発足。栃木市内にある専用の練習場で、現在、県内外の小中学生男女約30人が通って練習に励んでいます。

卓桜会栃木卓球センター(栃木市)紹介動画
 
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