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 日本空手協会栃木県本部の小学生低学年女子チームは、昨年9月の「文部科学大臣杯 第63回小学生・中学生全国空手道選手権大会」で総合優勝(文部科学大臣杯)を飾りました。低学年女子チームは2019年には完全総合優勝を獲得。20年はコロナ禍で大会が中止となったことから、2大会連続の快挙となりました。

昨年9月の「文部科学大臣杯 第63回小学生・中学生全国空手道選手権大会」小学生低学年女子の部で総合優勝(文部科学大臣杯)を飾った日本空手協会栃木県本部の小学生低学年女子チーム。左から小林 泉珠(こばやし・いずみ)さん、小川 結希乃(おがわ・ゆきの)さん、人見 明咲(ひとみ・めいさ)さん、北條 伶菜希(ほうじょう・れなき)さん
昨年9月の「文部科学大臣杯 第63回小学生・中学生全国空手道選手権大会」小学生低学年女子の部で総合優勝(文部科学大臣杯)を飾った日本空手協会栃木県本部の小学生低学年女子チーム。左から小林 泉珠(こばやし・いずみ)さん、小川 結希乃(おがわ・ゆきの)さん、人見 明咲(ひとみ・めいさ)さん、北條 伶菜希(ほうじょう・れなき)さん

(企画・制作 下野新聞社営業局)

幼稚園のころから空手に取り組む

 昨年の小学生低学年女子チームは、組手で優勝、形で3位に入り、総合優勝となりました。当時の3年生、4年生で編成し、組手、形ともに3人ずつで、両方に出場した選手もいます。形は実戦での相手を想定して技を競い合い、3人の演技の同調性などが審査されます。組手は相手と戦う実戦です。
 形に出場した小林 泉珠(こばやし・いずみ)さん(10)=当時4年生=は、「たくさん練習したので、いい成績が残せてうれしかったです」と振り返ります。姉の希珠(のぞみ)さんは19年の完全優勝のメンバーでした。空手は幼稚園の年長の時、希珠さんと一緒に始めました。「形がピタッと決まった時はとても気持ちがいいです」と空手の楽しさを話します。

7月30日と31日に開催される全国大会に向けて真剣に取り組んでいます
7月30日と31日に開催される全国大会に向けて真剣に取り組んでいます

 組手、形に出場した小川 結希乃(おがわ・ゆきの)さん(10)=当時4年生=は「足を引っ張らないか心配だったけど、しっかりやり切れました」と喜びを語ります。お母さんの勧めで空手を始めたのは幼稚園の年中のころ。コロナ禍でなかなか集まれない中、動画などを使って自主練習に励みました。「試合で技が決まった時は気持ちがいいです」と魅力を語ります。

家族一丸となって子どもたちを支援

 人見 明咲(ひとみ・めいさ)さん(11)=当時4年生=も組手、形に出場しました。「周りの人たちの期待に応えられてうれしかったです」と昨年の大会について話します。幼稚園の年長のころ、テレビでの演武を見て、「かっこよくて自分もやってみたい」と思い、空手を始めました。「先生のアドバイスを受けて練習を重ね、自分が思った通りにできた時が一番うれしいです」と笑顔を見せます。
 組手に出場した北條 伶菜希(ほうじょう・れなき)さん(9)=当時3年生=は、「優勝した時は、これまで頑張ってきたかいがあったと思いました」と喜びを振り返ります。空手は兄や姉がやっているのを見て始めました。空手の面白さについては「試合形式で戦う中で、技ありが取れた時がうれしいです」と話します。
 指導にあたる刑部 雅貴(おさかべ・まさたか)指導部長は「本番では実力以上のものが出せたと思います。正直、びっくりしていますね」とうれしい驚きを隠せません。20年の大会は中止となり、昨年も練習が大きく制限される状況でしたが、「各自家で一生懸命練習していました。勝ちたいという強い思いが実ったのだと思います」と快挙の要因を分析します。4人も「練習では家族が支えてくれました」と口をそろえて感謝します。

様々な年代、各地区から集まって、月1・2回の強化練習に励んでいます
様々な年代、各地区から集まって、月1・2回の強化練習に励んでいます

今年の大会でも活躍目指して練習

 7月30、31の両日に開催予定の今年の大会に向けて、最後の調整に取り組んでいます。小林さん、小川さん、人見さんは、高学年女子チームでの活躍を、また、北條さんは低学年女子チームでの連覇を目指します。昨年は小学生高学年男子・女子のチームも、各部門で好成績を残しており、こちらにも期待がかかります。
 刑部指導部長は「コロナ禍が落ち着いたことで、他のどのチームも一層力を入れてくると思います。“礼に始まり、礼に終わる”という空手の精神を忘れず、栃木県本部のスローガンでもある勝っても負けても“元気な空手!”を披露してきます」と大会への決意を語りました。

Profile 

日本空手協会栃木県本部

栃木県内に多くの支部・団体があり、幼稚園児から社会人まで約1000人が加入しています。各地区の主力選手は、宇都宮市体育館で月に1~2回の強化練習に励み、今年7月30、31の両日、高崎アリーナで開かれる全国大会を目指しています。

※新型コロナウイルス感染症対策に留意の上、取材を行いました。(写真撮影の時のみマスクを外してもらいました)

 栃木県内で活躍されている方々を紙面を通して紹介させていただきます。
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